編集作業

編集作業は印刷に入れるまでが一苦労だ.印刷にいれてしまえば,あとは校正で直すしかなく印刷業者の仕事になる.校正の修正箇所が多ければ、それだけ印刷スケジュールが遅れてしまう.従って,投稿された時点で完成度が高ければ編集者はとても楽をすることができる.かつ締め切りが守られていれば,もう言うこと無しである.
内部査読のみの雑誌を編集しているので,とても完成しているとは思えない原稿が「最終原稿」として届くことがよくある.もちろん修正をお願いすることになるのだが,相手によって反応もまちまちだ.そもそも学術論文の体裁をなしていない原稿もあり,以前,著名な研究者の原稿を直してもらったこともある.たぶんどんな形式でも載せてもらえると思っていたのだろう.
だいたいの傾向として,締め切りを過ぎて時間がたった原稿はあわてて書いているらしく,完成度が低い.また,校正でごちゃごちゃ書き込んで来る人もいる.
なかなかストレスのたまる仕事ではあるが,完成した雑誌をみると,その苦労も吹き飛ぶ.そんなことをこの数年間繰り返している.今年もそんな季節になったのだ.

午後からやっと自分の論文(3つ目)にとりかかる。シリーズものの第三作目になるが、今年は幼虫をいろいろ並べたいと思っている。今年はなかなか作業する時間がとれず、進みが遅い。