2013-01-01から1ヶ月間の記事一覧

投稿中の論文が査読から戻ってきた.レフェリーコメントにより,急遽,新しい図を作成することとなった.収蔵庫から標本を出してきて,解剖して,写真撮影をした.忙しかった.

標本写真の撮影をした.海岸のヒゲブトハネカクシを論文をみながら少し同定してみた.

「アリの巣の生きもの図鑑」の発行がとても楽しみである.自宅用と職場用が必要になるだろう.出版の時期もすばらしいタイミング.フィールドシーズンが始める前に予習もばっちりだ.楽しみすぎる.

久しぶりに,しっかりと積雪.この冬はぜんぜん積もらないので,運転は緊張した. いろいろと作業を進める. 4月締め切りの原稿作成のため,文献上で日本で最初にネクイハムシを採集したのはだれか調べる.やっぱりG. Lewisではないだろうか.Baly (1873)は…

前野ウルド浩太郎(2012)フィールドの生物学9「孤独なバッタが群れるとき」.東海大学出版会./フィールドの話しは少しだけで,屋内でのサバクトビバッタの飼育実験によって相変化のカラクリを解き明かしていく内容だが,実に面白い.著者の虫に対する思い…

休み.天気が悪く.娘も熱を出して昨日から寝ている(まあまあ元気). 1日家に籠もってテレビをみるなどして,ダラダラと過ごした.

吹雪.しかし,ほとんど積もらず.寒かった. 今日は作業が順調に進んだ.原稿もだいぶ出来上がってきた.

(トビケラ)

河瀬直幹(2012)絶滅が危惧されるヒトスジキソトビケラPsilotreata japonica (Banks)に関する形態的・生態的知見.陸水生物学報, 27: 29-39./幼虫の頭部・前胸・中胸の背面に一本の黒い線がある,特徴的なトビケラ.トビケラ屋さんには有名な種のようだが…

アルコール漬けのヒメドロの蛹の標本を写真撮影した.棘毛は写らないので,別途図を作成する予定.

校正のページを改めて確認したら予定より50ページ近くオーバーしていることが判明した.年明けにまとめて入稿したので,ページ数が読めなくなってしまったのが敗因. 和文誌に原稿2点を投稿した. ガムシの交尾器を確認した.明らかにNEW!,とはならなかっ…

(ヒラタドロムシ)

冨永 修・初宿成彦・大阪市立自然史博物館淀川水系調査グループ甲虫班(2012) 淀川水系のヒラタドロムシ相および分布.大阪市立自然史博物館研究報告, (66): 39-48. いずれもPDFが公開されている: http://www.mus-nh.city.osaka.jp/publication/bulletin/i…

(ヒメドロムシ)

冨永 修・初宿成彦・大阪市立自然史博物館淀川水系調査グループ甲虫(2012)淀川水系におけるドロムシ科・ヒメドロムシ科甲虫相と分布.大阪市立自然史博物館研究報告, (66): 19-38.

校正の続き.やっと終わりがみえてきた.

(アリモドキ科)

Hashimoto, K. and M. Sakai (2011) A new species of the genus Mecynotarsus (Coleoptera, Anthicidae, Notoxinae) from Japan. Jpn. J. Syst. Ent., 17(2): 415-420./ツノボソチビイッカクMecynotarsus niponicus Lewis, 1895は黒い種で,褐色なのはニセ…

休み.家で留守番しながら原稿作成.昼間に近所で落ち合って,原稿をもらう.こちらからは校正を手渡した.

今日は校正とにらめっこ.今年は早い段階で2/3の原稿が集まったので,油断してしまい,気づいたら残りの入稿が遅くなってしまった.次号は気をつけよう.

休み.午前中は図版を組んでみた.なかなか良いのではないだろうか.図ができてくると,だいぶ進んだ感じがする. 午後は少し外出.戻ってから続きをした. 形態の名称などを確認するとき,甲虫図鑑の1巻がとても参考になる.昔は買ったものの,同定に使う…

標本撮影の続きと思いつきで原稿を書いた. Entomological Scienceと昆虫ニューシリーズが届く.共著のアブの報告が掲載された.今年もアブ集めに精を出したい. 投稿者の特典でさやばねニューシリーズが一足早く届く.今回はゾウムシの報告が多いな,と思っ…

アヤスジ幼虫の標本は仕上げにKOHに漬けて,写真撮影を開始する.きれいに撮影するには,いろいろと手間がかかる.楽をするのは難しい.

年度末に向けて作業を進める. アヤスジ幼虫の標本をオキシドールで脱色した.以前は水酸化カリウムを使っていたが,今回は試しで使ってみた.脱色は上手くいったが,筋肉は溶けないので,ピンセットでつまみ出した.とりあえず,撮影できる準備は整ったが,…

編集作業で一日が終わる.まだ先は長い.そろそろ年度末をにらみながら,仕事の終着点を探らないといけない. 総説の投稿は,投稿予定の内容を編集サイドに伝えたところ,「適切」との返事をもらった.そこで,共著の約束を取り付け,タイトルと内容の検討に…

休み.午前は原稿を書き,午後は散髪に行く.帰りに寄った本屋にバッタ博士の本があり,思わず購入してしまった.楽しく読み進めているところ.

以前やりかけて作業がとまっていたアヤスジ幼虫の観察を行った.体表にはいろんな形の剛毛が生えていて面白い. ヒメドロの幼虫は,緒方さんがかなり解明されていて,成果が公表されるのを楽しみにしていたが,世に出ることなく幻となった.まずは日本産の全…

休み.昼間家族で少し出かけた.外の方が気温が高く,沢に行けそうな感じの天気だった.もったいないことをした. 妄想しながら,論文の構想を練った.次号のエリトラに何か投稿したいと思っているが,まだ決まっていない. ダイオウイカ面白かった!

丸山宗利(2012)フィールドの生物学8「アリの巣をめぐる冒険 未踏の調査地は足下に」.東海大学出版会./話題の本をやっと入手した.丸山さんの仕事の一部は,「森と水辺の甲虫誌」(東海大学出版会)にてクサアリと共生するハネカクシの研究結果をわかり…

Quaternary Entomologyの特集号に投稿のお誘いメールできた.最近の知見をまとめた総説を書いてみたいと思った.今年の一番大きな仕事になるかもしれないが,リジェクトされるかもしれない.

(ミジンムシ)

Furukawa, K. (2012) A revision of the genus Holopsis Broun (Insecta: Coleoptera: Corylophidae) from Japan. Species Diversity, 17: 177-186. どれも黒くてツヤツヤの種でそっくり.国内には以下の5種が分布する: Holopsis punctipennis Matthews, 18…

(ヒメドロムシ)

市川靖浩(2012)矢作川水系におけるツブスジドロムシの分布と生息環境に関する若干の知見.佳香蝶, 64(252): 81-84. Freitag, H. and M. Balke (2011) Larvae and a new species of Ancyronyx Erichson, 1847 (Insecta, Coleoptera, Elmidae) from Palawan,…

(ガムシ)

大川秀雄(2012)渡瀬遊水池におけるニセコクロヒラタガムシ・ヘリトゲコブスジコガネ・Microchaetes属(マルトゲムシ科)一種の記録.インセクト, 63(2): 111-112.

岩盤のトビケラを同定してみる.ホタルトビケラの巣をルーペでみてみると...なんじゃこりゃあ〜〜.黒い砂粒だと思っていた物体は佐藤虫の成虫だった.くっついている成虫はみな完全なので,たぶん生きたまま巣材にされたのだろう.ホタルトビケラ恐るべ…