丸山宗利(2012)フィールドの生物学8「アリの巣をめぐる冒険 未踏の調査地は足下に」.東海大学出版会./話題の本をやっと入手した.丸山さんの仕事の一部は,「森と水辺の甲虫誌」(東海大学出版会)にてクサアリと共生するハネカクシの研究結果をわかりやすく解説されている.この新書では,好蟻性昆虫の研究へと進んでく過程と,「その後」の研究の発展が紹介されている.彼の研究は,たくさんの論文と学会発表と,ブログでもその内容を知ることができる.しかし,このような形でまとめて読むことができることは,多くの人に刺激を与えることだろう.私もこんな本を書いてみたいと思った.丸山さんは次作も準備中のようなので,こちらも大いに期待している.