届きもの

週明けでいろいろ届いていた.ひょんなことから浜辺ゾウムシの標本をいただく.日本海側産で貴重なもの.実物は初めてみた.

ヒロバカゲロウ・シロカゲロウの文献をチェックする.幼虫については1950年代やそれ以前の報告がある.この時代は,何でも調べてやろうという意気込みが感じられる.水生甲虫の幼虫もこの時期に報告されたものがいくつかある.ただ,成虫の分類が進まない時期に幼虫の研究が先行するのは,後で混乱する原因にもなるだろう.幼虫で記載されたキソヒロバカゲロウは現在でも対応する成虫が不明のままとなっている.

収蔵庫で捜し物をしていたら,掘り出し物の陸棲牙虫標本がでてきた.いや,以前から認識はしていたが,その時は興味があまりなかったのだ.普通種だが,同定ラベルがついているのでありがたい.今年はこの虫もいろいろ調べたい.