hamusi2010-07-23

休みをとり病院に行った.というのも先日の職場の検診にひっかかったからだ.しかも胃の検査で.バリウムでの胃透視で問題がみつかったので,胃カメラを飲むはめになった.鼻から入れるカメラを初体験.口から入れた経験がないのでよくわからないが,確かにしんどくはないが,楽ではなかった.胃の問題ということで,悪い状況も覚悟していたが,結果は何の問題もなく健康な胃だということだった.前回の検査当日にあった潰瘍が自然に治っていたというオチだった.
近所の総合病院は待ち時間がかなり長いので,久しぶりに曽田さんの「オサムシの春夏秋冬」を読んだ.この本は,大学で昆虫の研究をする道に進んだ学生さんにはぜひ読んでほしい本だと思っている.オサムシの研究を勧めているのではなく,一人の昆虫研究者が卒論からどのように研究が発展してきたかがよくわかるからだ.進路を考える上でも何かヒントがあるだろう.ところで,この本が出てすでに10年間が経過している.10年前はオオオサムシ類のタイプ・スイッチングで盛り上がったが時期で,その後,さまざまな昆虫で分子系統や系統地理の研究が進展している.虫屋として,この時代に虫の研究に携われることに感謝したい.