今度の甲虫学会ではアメリカザリガニの問題について別の視点から考察する.それは講演タイトルそのまんまなのだが,アメザリと共存できない水生甲虫ではなく,共存している水生甲虫を取り上げてみた.もちろんアメザリがいること自体は良いことではないのだが,一緒に生息できる種がいるのも事実だ.で,一緒に採れたから共存しているかといえば,そうではない.多くの種は成虫になると移動能力があり,たまたま一緒にいることだってある.そこで今回は幼虫も一緒に生息していることを「共存している」とみなすことにした.このルールに従って,共存しているかどうか調べてみると,やはり傾向があった.そして,アメザリと共存できる種なのに減少している種もいることがわかった.限られた時間ではあるが,この辺りの話しをする予定である.
と,いうわけで,今日はプレゼン作りの作業をした.