学会誌の編集会議で上京した。午前中は科博でカンムリツクシガモのタイプ標本を拝んだ。科博に行ったのは、単に田舎者なので上野なら行きやすいからという理由だったが、行って良かった。午後の会議は途中まで参加してとんぼ返りした。
編集の関係で、査読者の言うことは聞くが、編集者(担当者)の意見は聞かない、という人がいるらしい。原稿を受理するかどうかは、編集者が編集委員会に受理提案しないと通常は通らないので、それは大きな勘違いである。もちろん編集者は査読者の意見を大いに参考にするわけであるが、例えば2名の査読者の意見が分かれたときは、編集者がどちらに従うべきか判断しなくてはいけないこともある。雑誌によって多少のスタイルの違いはあると思うが,編集者の意見は決して軽く見てはいけない。もちろん,それだけに編集者の責任も重大である。