hamusi2012-12-15

先日採集したOVATAの内袋は,かろうじて1個体だけ反転していた.前に別の場所で採った個体と同じような構造だった.トゲがあるせいか,なかなか反転しない.ダメもとで失敗した個体のmedian lobeをスライドガラスとカバーガラスの間に入れて,指で押してみた.すると,内袋が出てくるではないか!立体的な形をみるのは難しいが,表面のトゲの分布はこれで充分観察できる.おそらく乾燥標本や99%エタノール漬け標本でもいけるだろう.これでOVATA問題が解決するかもしれない.さっそく他の産地の標本の軟化をはじめた.