今日は幼稚園の発表会だった.息子もこれで最後である.家族で出かけた.あとは卒園式.
午後は昼寝をしてから車の点検に行ってきた.待ち時間にブユの記載論文を読みあさる.
幼虫でミエツノマユブユに似ているが,鰓がシンプルな形状の種がなんなのか気になっていたが,ハクサンツノマブユではないかということに気づいた.2004年に記載されたばかりの種で検索には入っていないが,北海道〜九州まで分布する種であり,斎藤・金山(1995)によると島根県では10%近い出現率(出現地点数の割合)があるようだ.幼虫はミエツノマユに似てクレフトが小さい四角形.でも鰓は三本指型.
そうすると,コシキツノマユかもと思っていた繭や成虫もハクサンではないかと思い始めた.
斎藤 一三・金山 彰宏(1995)ブユの生態に関する研究 : 26. 島根県における春期のブユ採集成績.衞生動物, 46(2): 163-169.
Sato, H., H. Takaoka and M. Fukuda (2004) A new species of Simulium (Nevermannia) (Diptera: Simuliidae) from Japan. Med. Entomol. Zool., 55(3): 201-210.