強風で激さむ。積雪はなし。
展示の関係でアメンボの勉強をしている。体表に塗ったくる脂(グリース)の分泌場所がわからず悩む。片っ端から文献を見て調べたが、記述を見つけられなかった。
脚から出ているというネットの記述を見つけたが、出どころがわからなかった。脚で塗り広げていることと混同している??
仕方なく、電顕写真を見直した結果、体表の微小な穴から出ているのではないかと思った。通常、電顕ではできるだけ綺麗な個体を見るので気づきにくいが、脂まみれのナガレカタビロアメンボの写真を見直すと、かなり派手に出ている様子が観察できた。アメンボでも似たような状況かと思う。ただこの穴は羽や脚にはないので、体表から分泌した脂を脚を使って塗り広げる必要があるのだろう。
以上が、今日のところの結論。ちがうかもしれない。
ナガレカタビロアメンボの腹部背面の表面(無翅型)