ロシア語

学生の頃、第二外国語としてロシア語を選択した。当時は「環日本海」という言葉がはやり、ロシアはちょっとしたブームだったと記憶している。なんとなく役に立ちそうと思ったことと、あと単位がとりやすいという「うわさ」が決めてだった。で、たいして勉強はしなかったのだが、実際に役にたった。一つはロシア語の文献を読まなくてはならないという必要性が生じたことで、辞書片手に訳し、それを英語に変換してロシアの研究者にみてもらったこともある。訳が大筋合っていたときは、正直うれしかった。もう一つは実際にロシアに行く機会に恵まれたこと。これまでに3回、ウラジオストックの地を踏んだ。ロシア語を選択した時には、まさが自分が本当に行くなどとは想像もできなかった。日本海の向こうにアジアではない国があるというのは、新鮮なおどろきだった。いつか機会があれば、また行ってみたい場所である。