夕方に近所の寺へ行く。ここはウラジロガシの大木があるでので、これにつくトガリキジラミの幼虫をねらう。車をとめた場所でお目当てのゴールと幼虫はすぐみつかった。この寺は以前カエルの観察で通っていた場所だが、改めて木をみるとトガリキジラミのゴールだらけではないか。どうやらシロダモやヤブニッケイ、イヌガシなどのクスノキ科はシカに敬遠されるらしく、幼木があちこちに生えていて、キジラミにやられ放題である。逆にウラジロガシの実生はほとんどなく、発芽してもシカにすぐ食べられてしまうのだろう。シカが増えるとクスノキ科をホストとしているキジラミが増えるのかもしれない。生物の関係は実におもしろい。→シカが過密になれば,当然林床の植生は壊滅するので,キジラミも葉と一緒に喰われてしまうはず.
テンを目撃。私に気づかないまま近づいてきたのでコンデジにて激写。