島田ほか(2009)によると,隠岐諸島の昆虫の種数は山陰本土側の60%程度であることが報告されている.
糞虫・・・64%(34/50種)
チョウ・・・61%(隠岐82種/山陰本 土135種)(山陰むしの会編, 1994; 野津, 1996; 八幡, 1999; 淀江, 1999)
トンボ・・・64%(隠岐56 種/山陰本土88種)(大浜, 2002)

ハムシは林(2006)があり,105/182種で57%
カミキリは林(印刷中)で133/260種で51%
※ハムシとカミキリは鳥取県の種を含まない.

カミキリは割合が少し低いようだが,全体に6割程度の種数というのは島の規模からみて妥当かもしれない.植食性昆虫については,植物の種数を比べてみると面白いかも.島とその対岸の種数を比べてみることは,日本海側の島なら可能だろう.ただ,対岸の範囲がすごく問題で,地理的にどう区切るかっていうアイディアはない.