昨日採集した水生甲虫の撮影をした.
マルヒラタドロムシだと思った幼虫はよく見たらクシヒゲだった.生きている状態での識別は難しい.珪藻に覆われていない状態であれば,光学顕微鏡で観察するか,表面を少し乾かすと容易に見分けられる.
まだこの2種の違いに気づいていなかった頃,御勢の記載を参考に区別しようとしたが,無駄だった.最初に調べた場所に2種が混生していたというのも誤算だった.表面構造の違いに気づいたときの嬉しさは今も覚えている.大げさに言えば,世界で初めて発見したのだから.