成虫が多いのにも関わらず、なかなか幼虫がみつけられない種がいる。その理由を考えてみた。
1.成虫と生息環境や場所が違う
 流水性の種は少なからずこのタイプがみられる。Laccobiusは成虫が水辺、幼虫が流れの中にいる。Agraphydrusは幼虫が流下しているのかもしれない。
2.幼虫が半水生または陸生で水中にはいない
 Coelostomaはこのタイプのようだ。セスジゲンもそうなのかも。もしかしてHydrochusも?水中から幼虫が採れないナガハナノミも陸生(土壌性)のようだ。飼育する際には陸が必要になるだろう。
3.冬に繁殖または幼虫越冬する
 ゲンゴロウにはこのタイプが多い。ガムシ類にそのような種はいるのだろうか?
4.幼虫の時期がきわめて短い
 外してしまうと、次のシーズンを待たないといけない。あらかじめ成虫の腹部内の卵巣をチェックしておく必要がある。