モイワの幼虫を探しに山へ行く.峠の便所の灯りにモイワが頻繁に飛来する(といっても一度で見られるのは1,2頭ぐらい)場所があり,まずはここで探す.便所をみたらモイワのばらけた死体があった...コウスバ成虫を確保.
隣接した尾根に山肌が少し露出していて,木の根の下のわずかな空間に砂がたまっていた.ここの砂を篩いにかけると,いきなりみたことのない小さなアリジゴクが採れてしまった.今まで採ったこのない種であることは明らかだが,あまりに小さかった.結局,この場所と近くの森の中で追加はできなかった.厳しい〜.追加できる気がしない.
帰って実体鏡でみてみると,眼が飛び出していて,大顎が細く,背中や側面に長い毛の生えた幼虫だった.大顎が湾曲していれば,マダラの幼虫によく似ている.成虫の形態からすると,モイワの幼虫はオオウスバに似ていると予想していたが,この幼虫はだいぶ違う.ツノトンボという落ちも考えたが,ウスバカゲロウ科であることは間違いない.よく判らなくなってきたので,とりあえず飼育をして大きくしてみることにした.早く正体が知りたい.