調べもの

ナガアシドロムシ属の幼虫について、下記の文献を探していたら、BHLで公開されいたので早速入手。

Bertrand, H. (1967) Notes sur les larves des Dryopides paléarctiques : les genres Normandia Pic et Grouvellinus Champion (Col.). Bulletin du Muséum national d'histoire naturelle, 39(1): 160-172.

https://www.biodiversitylibrary.org/page/55107696#page/162/mode/1up

読んで、初めて日本のサンプルを使っていることに気づく。

気になったのは、1931年10月に霧島で幼虫を採集したUeno氏である。真っ先に思ったのは、上野益三である。しかし、私の知識では確かめようがない。

そこで、頼みのツイッターで呟いてみた。

すると、風呂に入っている間に返信が!下記の論文を教えてもらう。

https://www.jstage.jst.go.jp/article/rikusui1931/1/2/1_2_79/_article/-char/ja/

上野益三(1932)九州南部の流水.陸水学雑誌, 1 巻 2 号 p. 79-87.

「私は昭和三年(1928)並 に昭和六年(1931)の何れも十月に、主と、して鹿 兒島縣に屬する大隅薩摩兩國の湖沼河流の動物採集族行を行つた」

冒頭にこの一文があり、ほぼ間違いないと思う。勉強になりました。