今年の研究

今年やったことを振り返る。

1.寄生性ゴミムシの観察

 ミイデラゴミムシの飼育・繁殖方法を会得した。ただ論文になるほどのデータを得ていないので、どうするか、考え中。Lebiaも飼育方法はわかったが、1種しか産卵しなかった。産卵さえしてくれれば繁殖できると思う。たぶん。副産物の結果を投稿しているが、苦戦中。

2.キイロサシガメの観察

 飼育と野外で生活史の概要を調べることができた。たくさんいる場所が身近にあったお陰である。報告は印刷中なので、年明けには出る予定。

3.DNAバーコード

 水生昆虫のいくつかの分類群で進めている。いくつか報告を出し、印刷中のものもある。思わぬ副産物もあった。

4.環境DNA

 これは本当にすごい技術だと思う。魚の調査をやってみたが、なかなかのデータを得られた。これも印刷中。

5.水生甲虫の分類

 論文1つ投稿中。1つはほぼ原稿ができた。もう1つはこれから本格的に進める。さらに共同研究もスタートした。

 ツヤドロムシ属のレヴィジョンが出せたのは本当によかった。

6.その他

 ヒメドロムシ、マルガムシ、サンショウウオ、メダカ、ドジョウの分子の結果を報告した。